自分のなかで揺れ動く「溜め」の声を聴く

 

昨日は月食で

しかも満月の夜でした

 

瀬戸内では夜から雨が降りはじめたので

残念ながら月は見えませんでしたが

雨雲の向こうには

空があって

月があって

星があると

私たちは知っています

 

梅雨の時期には

降雨量が多いと知っているし

梅雨が明けると夏がくると知っています

 

 

けれども

コロナさんはいつ終息するのか

世界の経済はどうなっていくのか

予測が立たないところでは

不安や恐れが生じてくることはありませんか

 

 

この不安や恐れを

丁寧に見ていくことができるようになると

その感情が自分のなかから発信されていることに

気づいていけます

 

経済や生命を脅かしているのは

コロナさんではないかもしれないと

気づくようになると

自由の領域へ踏み入ることができます

 

けれども

踏み入る前には

抵抗が生まれてくることがあります

 

 

先月には

Stay homeや自粛が緩和され

静から動へ動きだしましたが

いま

感染者数が100人を超える日が続いていて

コロナさんの第2波がやって来ているのではないかと

報道されています

 

前にすすもうとする力と

それに反発しようとする抵抗の力とが

いま引き合っている感じ・・

 

 

 

わたしは学生時代に和弓をしていました

 

弓に矢をかけて引いていくのですが

引いて伸びきっている状態から

矢を放つ瞬間までの数秒間というのは

弓人にとってはクライマックスな場面で

このときどういう状態でいられるかによって

的中率が左右されると言っていいと思います

 

 

ねらいを定めている状態というのは

外見は静止して留まっているように見えますが

このときの内側のエネルギーは

実はピークに高まっています

エネルギーがものすごく動いている状態です

 

ねらいを定めるという言い方は

わかりやすくする為に表現しましたが

私の場合は

単純にねらい定めているわけではなくて

一応、的はねらっているのですが

的を見ているようで

大して見定めていませんでした 笑

 

これは私の感覚なので

人によっては感覚は異なると思います

 

 

いちばんに重きを置いていたのは

「押す力」と「引く力」と「中心軸」の3点です

 

自分と弓との

押し合い引き合いを

身体で感じながら

力をできるだけ抜いた状態で

自分の中心にいることを考えていたように思います

考えていたというか

師の教えを自然に取り込んでいたという表現が合っています

 

 

伸びて押されて

自然に離れがやって来るまで待つときの緊張感は

とても爽快でしたが

この射が生まれるのは稀でした

 

たいていは

頭から指令を出して

指に刺激を与えて

なめらかな離れをむかえるときもあれば

身体がこわばって

引っかかるような離れのときもあります

 

 

 

 

 

弓矢を引ききって

矢を放つまでの状態を

弓道では「会(かい)」といい

10秒ほど持つのが理想的です

 

的に向かう押し手()

弓を引く右ひじ()が伸び合い

弓からは戻ろうとするエネルギーを受けながら

自分の軸を保ちつづけ

放たれるときを待っている「溜め」の状態です

 

この溜めの状態で

見切り発射してしまうことを「早気(はやけ)」と言って

弓道で「早気」は

いわゆる「病気」とか「悪癖」と言われ

たいていの人は早気を経験すると言われています

 

 

ねらいを定めて発射準備をする前に

自分の意に反して離してしまうのです

 

この状態を

ホメオパシー的に言うと

バイタルフォース()が乱れている状態と言います

 

 

ではなぜ

早気を経験するのでしょうか?

 

私も実際、経験しました

当たる爽快感を覚えると

はやく的に当てたくて

せっかちになります

「会」を保ったまま待っていられなくなるのです

 

人間の脳は楽を望んでいるので

的中の爽快さを覚えてた脳は

はやく的中をしたくて

意図する前に無意識に放してしまうのです

 

 

また

スランプにおちいったりストレスによって

早気を経験する場合もあります

以前は的中率の高かった人が射を崩し

早気を経験します

すると

本人は無意識なのですが

不調なのは早気のせい

と、都合のよい言いわけになるものだから

なかなか早気を手放せません

 

 

あるいは

身体に力みが生じると

必ずブレが生まれ、タイミングのズレも生まれます

会の状態を保って

掴んでいる矢を無理に離そうとして

顔や腕を打ってしまい

トラウマになってしまう場合もあります

 

 

わたしは

トラウマになるような痛い経験はなかったものの

早気を経験し

幸い比較的早くに治癒しましたが

その時と場合で

また弓人の体質や気質により

いろんな場面で

ホメオパシーのレメディが活用できそうだなぁと思いました

 

 

 

いま

世の中は「溜め」のなかにいて

押し合い引き合いの状態にいます

 

自分本来の生き方に目覚めようとする方や

自分の足で歩いていこうとする方が増えはじめていて

新しい世の中に移り変わろうとするなかで

もとの安定した状態にもどろうとするエネルギーも働いているので

動きはとどまっているように見えています

 

 

毎日のように

コロナ感染者の数字が出ており

コロナ第2波か?という報道がなされています

コロナ感染者を探し出している動きも感じられます

報道を鵜呑みにせず

また、目を逸らすこともなく

状況を読み解き

見極めていく目を育てていきたいですよね

 

 

この『会』の状態を

ブッダ的には「空」と言うのかもしれないし

「瞑想状態」とも言えますし

「今にある」とも言えます

 

 

瞑想もおすすめです

自分の中心軸をもち

これから新しい道がひらけていく様子を見すえながら

自分のなかで揺れ動く溜めの時間を

大切に豊かに過ごしていかれますように

 

 

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